出展ジャンルの偏りがなくなり、
ロケーションの多様化・差別化に期待!?

 ここ数回の展示会では、タイトル数が減少気味だったマスメダルだが、今回は数的に盛り返しただけでなく、大量獲得の期待感を抱かせる工夫の製品が多いように感じられた。デジタルとアナログをうまく融合させた製品がオペレーターの注目を集めていた。シングルメダルは、相変わらず豊富で、7号機ではできない機構でユーザー獲得を図ろうという意欲作が目立った。
 キッズ向け製品では、タイトーの「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」をはじめ対戦型カードゲームが多かった。一時期のブームは収束しつつあるが、プレイヤーの成長に合わせた展開や次の世代への訴求を図るという狙いであれば、定番ジャンルと認知されるのではないだろうか。
 また、バスケットやサッカー、ゴルフなどを体験できるものをはじめ、いわゆるアーケードゲームが多く見られた。ユーザー離れが叫ばれるロケーションに、年齢・性別を問わない製品が登場したのはいい傾向だろう。
 全体的に「特定ジャンルへの過剰な製品供給」が薄まった感じがあり、ロケ独自の方向性を模索できるかもしれない。


コナミデジタルエンタテインメントのマスメダル「SPINFEVER」は、特徴的な2つの抽選機構を搭載。継続型ボーナスゲームや抽選と連動したメダル払い出しの演出など、中型ながら多くの要素を盛り込んだコストパフォーマンスが特徴。
 

セガは、LINDBERGH基板を採用した大型マスメダル「アミー漁」の第二弾「toアミー漁」を出展。シンプルなゲーム性を踏襲しつつ、魚の種類や新イベントの追加、メダルの獲得量増加などあらゆる面でパワーアップ。

 
カプコンは、大型マスメダル「ALIEN DANGER」を出展。新たにボードゲーム要素を取り入れて、エイリアンを追い詰めて行く過程で多彩なイベントやフィーチャーを盛り込み、メダル獲得チャンスを増加させている。

アトラスが出展した「BEAUTIFUL LAGOON」は、26インチの大型液晶を使用した新感覚のビデオスロット。スロットが回転するまでの流れやボーナス画面などすべて縦長画面で一貫して連動するグラフィックが特徴。
 

ドラゴンクエストが業務用に初登場。ドラクエの世界をカードゲームに昇華した「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」をタイトーが出展。お馴染みのモンスターが画面内で暴れ回る姿はファンならずとも楽しめる。

 
セガが出展した「いっしょにワンワン」は、犬の絵柄が描かれたカードとタッチディスプレイを融合させたキディライド。画面に表示された犬とコミュニケーションを取りながらドライブ気分を楽しむというもの。

セガが出展した「夢こうま」は、触ってやると、首や顔、しっぽを動かして、なついてくるような動きをする。SCロケや子供向けコーナーなどに設置して、子供たちに遊ばせるものだが、本物のような仕草は大人でも十分に楽しめる。
 

昔懐かしのワニワニパニックシリーズに、最新作「ワニワニパニック3」が登場。「出てくるワニをたたくだけ」の簡単操作は今も健在。新要素ボスワニの登場でさらに楽しめる内容に。バンダイナムコゲームスとホープが出展。

 
誰もが一度は遊んだことのあるエポック社の野球盤を、ホープが「エポック社の野球盤 ARCADE EDITION」として出展。180度回転するフィールドで移動しなくても攻守交替ができ、カーブやシュート、消える魔球など当時の感覚そのままに遊べる。

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