セガの新社長に里見治氏

 

 セガは6月13日開催の臨時取締役会において新たな経営体制を内定、発表した。新体制では現・代表取締役会長 兼 CEOの里見治氏が代表取締役社長 CEO 兼 COOとなり、現・代表取締役社長 兼 COOの小口久雄氏は、代表権のある副社長として里見氏をサポートする。この新体制は同社の株主総会が開催される6月19日をもって始動する。

 この度の経営改革について同社では、「セガサミーグループが持続的成長を遂げるためには、セガの収益基盤を確固たるものにすることにより、サミーの遊技機事業に続く収益の柱とすることが極めて重要です。こうした認識のもと、グループ発足後3年が経過したタイミングにおいて、セガの事業構造の改革と収益体質の抜本的強化に総力を挙げて取り組むため、最適な体制を整えることが必要であると判断いたしました」とコメント。同社は新体制のもと、コンシューマー事業の収益体質の強化、アミューズメント施設事業の抜本的見直し、海外アミューズメント事業における対応方針の明確化など、重要課題の解決に向けた動きを加速していく意向だ。

 以下は新たに代表取締役社長 CEO 兼 COOに就任する里見氏のコメント。

 「セガサミーグループのトップとして、セガにおいて株主の皆様にご満足いただける成果を示せずにいることを重く受け止めております。新しい経営体制は、セガの経営改革の全責任を負うという、私自身の不退転の決意を表すものです。開発面で卓越した実績を持つ小口氏と力を合わせ、株主を始めとするステークホルダーの皆様の期待にお応えしてまいります」

 
   
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