業界大手各社が中間決算を発表

 

 11月上旬、業界大手企業各社が2006年9月中間期の連結決算を相次いで発表した。セガサミーHDは売上高が2836億円、純利益が380億円、バンダイナムコHDは売上高が2066億円、純利益が110億円、コナミは売上高が1196億円、純利益が51億円だった。

 セガサミーホールディングスは売上高が前年同期比14.1%増の2836億円、純利益が52.3%増の380億円となった。パチスロ機「北斗の拳SE」の販売台数が32万台を超えるなど主軸の遊技機事業が好調だったほか、アミューズメント機器事業も「バーチャファイター5」や「三国志大戦2」の好調により利益を大きく伸ばした。ただしアミューズメント施設事業に関しては、収益性の高いキッズカードの販売が若干下回るなどにより営業利益は31.9%減の減少を余儀なくされた。

 バンダイナムコホールディングスは売上高が5.6減の2066億円、純利益が40.6%増の110億円となった。「たまごっちプラス」シリーズが好調に推移した主軸のトイホビー事業、既存店売上高が2.2%増と順調に推移したアミューズメント施設事業などが売上高向上に寄与したが、ゲームコンテンツ事業は一部製品の発売が下期にずれるなどし、売上高は10.9%減となった。

 コナミは売上高が6.9増の1196億円、純利益が26.6%減の51億円だった。主軸のデジタルエンタテインメント事業で、PS2用ソフトの「ワールドサッカーウイニングイレブン10」が国内出荷本数100万本を超えるミリオンセラーとなったほか、アミューズメント機器の「GRANDCROSS」が好調で、e-AMUSEMENTサービスを利用した商品もまた引き続き好調だった。健康サービス事業も施設のスクラップ&ビルドを進めてきた成果があらわれ、直営施設の収益構造が大きく改善された。

 
   
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